7/19 * 青空に近づいた日
本当にカラッと気持ちの良い毎日が続くシアトルの夏。
私たちがこの季節を過ごせるのは正真正銘の一度きり!(現時点)という訳で、
週末はとにかく、私と旦那ちゃんのやりたいことを詰め込んでいます。
そんな本日、向かったのは、
みんなもきっとご存知の「Mt.Rainier(マウントレニエ)」。
アラスカを除くと全米最大というイモンズ氷河をぜひ見てみたい!
この一心で、ハイキングに出かけてきました。
アメリカ本土48州で最大の氷河を見られる場所と知り、
私的注目スポットの上位にランクアップしていたマウントレニエ。
その場所に、今日、本当に行くんだ!と思うと、
私は起きたそばから、はやる気持ちを抑えられませんでした。
おむすび、味噌汁、玉子焼きの簡単なお弁当を携えて、いざ出発!
途中、車窓から見えたマウントレニエ。今日はあの近くへ行きます!
ワクワクの私とは正反対に、少し気が重そうな旦那ちゃん。
実は旦那ちゃん、登山はあまり好きではないのです。。
苦手だけど、嫌じゃないよ。という一言に甘え
時に眠気に襲われながら約2時間半、運転してもらい、
4ヶ所ある「マウントレニエ国立公園」の入園口のひとつ
「サンライズ」に到着しました!
ここ「サンライズ」は、シアトル旅行者が一般的に利用する
エントランス「パラダイス」より高所にあり、
積雪が多いため7~9月しかオープンしないという期間限定の入口。
たくさんのトレイルが整備されていますが、
私たちはマウントレニエで最も高く、イモンズ氷河を間近に見られるという
「バローズマウンテントレイル」を歩くと決めていました。
ビジターセンターで地図をゲットし、いよいよハイキングスタートです!
歩き始めてからは、ただひたすら、眺望の素晴らしさに感動!
ほぼずっと視界が開けていたため
木々の連なりや遠くの山々を見渡すことができ、気分爽快でした。
眺めの良さから、疲れもほとんど気にならず。
たとえ傾斜が急になっても、うんざりすることはなく、
“あの先まで登ったら、次はどんな絶景が待っているんだろう?”
と期待に胸が膨らみ、足取りはむしろ軽くなっていたような気がします。
写真を撮り、景色を堪能し、
雪渓の水で出来た湖「Frozen Lake」を眺めて軽くお昼ご飯を挟みつつ、
スタートから約2時間半で目的のポイントに到着!
氷河にズーム!自然に出来たと思うと感動…
雪に覆われた美しく壮大なマウントレニエを眺めながら
改めてゆっくり、お昼ご飯をいただきました。
この間、何匹かのシマリスちゃんが周辺をちょこまか。
本当はエサはあげちゃいけないのですが、与えてしまっている登山者が数名…
ただ食べている姿はとてつもなく可愛かったため、
私は夢中でカメラを構え、激写し続けてしまいました(汗)
こんな細こかったシマリスちゃんが………食べ物を頂戴し………まさかのこんなお姿に!
おじちゃんがエサをおすそ分けしてくれて、シマリスちゃん大接近!
おかげでこんな奇跡の1枚が撮れました!
マウントレニエとシマリスと私。未知との遭遇!?
そして下山。帰りは別ルートを歩きます。
足場の悪い道を歩いたり
道端を彩る、逞しくも儚げな高山植物に和んだり…
湖もいくつか見かけました。こちらはShadow Lake
帰りの眺望も、もちろん◎
疲れを感じながらもひたすら歩き続け、
再びビジターセンターに帰還。
スタートから約5時間が経っていました。
振り返って思うのは、
マウントレニエ、イモンズ氷河ともに
もちろん壮大かつ美しい眺めで感動的だったけれど、
予想外にも、真っ青な空にかかる
たくさんの雲が印象的だったなぁ、ということ。
目的のポイントに差し掛かった頃、
気付けば自分の目線より
少し高いくらいの場所に雲が浮かんでいるように思われ、
空をとても近くに感じられました。
雲は時間の経過とともにその姿を変え、
マウントレニエと相まって神秘的な風景を作り上げた一瞬もあったり。
今日は、その瞬間を捉えたお気に入りの1枚で締めくくりたいと思います。
まるでマウントレニエから雲が発生しているかのような1枚!
気付いた時はちょっぴり鳥肌ものでした~
P.S.
ちなみにマウントレニエは今週末も再訪予定。
パラダイスからのトレイルに挑戦します!